2022年10月 東京新聞に取材いただきました

東京新聞に取材していただきました

<かながわ未来人>性教育、多様性含め誰もが学べる社会へ 性の健康イニシアチブ代表・柳田正芳(やなぎだ・まさよし)さん(39)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/208560

*以下、Facebookに投稿した内容を再編集して掲載します。

2022年10月17日に上記が公開になり、紙面版にも同じ日に掲載されたようです。

取材の時に話したこととニュアンスや使った言葉の違うところも少々ありますが、読者の方に分かりやすくまとめていただけました。

記事の中にあるU-COMという団体に入ったのは、今からちょうど20年前、大学1年生の時でした。あの頃は包括的アプローチというものがまだ提唱されておらず、避妊法や性感染症の予防法の伝達を中心とする活動が多かったです。

あの頃から「自分の人生は自分で切り拓いていける」と思っていましたが、そのために「まず知識を伝えることが大切」と考えていたことは、今と全然考え方が違います。今は、「自己決定」「人間関係」「コミュニケーション」の3点セットを大事にしています。


まず最初に「自分の人生を自分で切り拓こうという自己決定」が必要⇒それがすべての動機づけになる

その自己決定や動機付けを邪魔されないためには
・周辺環境(=半径数メートルの人間関係)や
・周辺環境を整えていくためのコミュニケーション
が重要になる

これが、「自己決定」「人間関係」「コミュニケーション」の3点セット

この理屈でいうと、「知識は後でいい」
(知識が先にあっても、それを使うかどうかは分からないから)

知識を獲得する時や知識を使う時にも、そうしようという動機付けが欠かせないので、自己決定(という動機付け)についてまず最初に一緒に考えたい

今はそんなふうに考えています。

そして、「自己決定」「人間関係」「コミュニケーション」の3点セットを踏まえながら、クライアントの性の健康と権利の実現を考えられる援助者のアティチュードというものについて、今は色々と取り組んでいます。

Follow me!