2012年のこと

概説
2012年は様々な出会いや繋がりができ、活動の幅も広がった年でした。
性の分野の世界最大の国際研究者組織であるWAS(読み方:ワス、World Association for Sexual Health)の公式委員会・YOUTH INITIATIVEのメンバーに加入したことなど、広がりの多い年となりました。
<講演・講義・ワークショップ>
2012年1月22日 養護教諭向け講義「あなたの中のセクシュアリティの常識をもう一度点検してみませんか?」@エイズサポート千葉研修会

2012年9月17日 活動家向け講義「そうだったのか!リプロヘルス~リプロダクティブヘルスについて改めて整理して考えてみよう」@第3回Re:Program

2012年10月31日 市民向けミニ講演「そうだったのか!リプロヘルス」@性の健康ハロウィンイベント
<イベント(主催・共催)>
2012年1月29日 みんなで楽しむプラネタリウム(事務局請負)

2012年3月10日 第1回Re:Program

2012年5月13日 第1回男性限定ワークショップ

2012年5月27日 第2回Re:Program

2012年7月8日 第2回男性限定ワークショップ

2012年7月15日 産婦人科医・上村茂仁先生とのお話会

2012年7月30日 東京セクシュアルヘルスツアー

2012年9月17日 第3回Re:Program

2012年9月29日 Link-R大学生の会

2012年9月30日 ティーンズルームin横浜(NPO法人ティーンズサポートと共催)

2012年10月14日 男性を理解するための女性限定ワークショップ

2012年10月21日 第3回男性限定ワークショップ
<出展・出演(イベント・学園祭等)>
2012年9月23日 JASH性の健康フェスタ ブース出展&15分ミニ講義

2012年11月3-4日 聖路加看護大学白楊祭 企画展出展

2012年12月23日 JASHみんなのクリスマス会 ブース出展&トークセッション
<提言・発言(アドボカシーその他)>
2012年11月29日 国連人口基金東京事務所公開シンポジウム登壇
<国際学会(学会発表・関連イベントなど)>
2012年8月3日 若者円卓会議 共同座長@アジア・オセアニア性科学学会(in島根県松江市)

2012年8月4日 公開座談会「マスターベーションと性の健康」座長@アジア・オセアニア性科学学会

2012年9月9日 WAS(性の健康世界学会)第3回世界性の健康デー東京大会(事務局を担当)
<その他の発信>
YouTubeにて「コンドームの正しいつけ方」動画公開(進行表作成等を担当)(NPO法人ピルコンとの共作)

2010年, 2011年

概説
2009年11月に個人事業を開業し、性教育や性の健康分野での講演・ワークショップ業、執筆業、イベント企画業をはじめました。ご多分に漏れず、開業当初は仕事がなかなか安定しない+開業のご祝儀代わりにお仕事をいただけたりするもので、けっこう色々なことをやりました。
<講演・講義・ワークショップ>
2011年4月9日 お母さん向け「子宮頸がん」に関するミニ講座@子宮の日震災チャリティイベント

2011年7月17日 学生向け講義「あなたの中のセクシュアリティの常識をもう一度見直してみませんか?」@エイズサポート千葉研修会

2011年12月8日 講演「今日から使える!こころとからだの特別授業」(中学1年生約100人・60分)@千葉県内中学校

2011年12月9日 講演「今日から使える心と身体とコミュニケーションの話」(中学1年生約100人・30分)@千葉県内中学校
<出展・出演(イベント・学園祭等)>
2010年10月30-31日 聖路加看護大学白楊祭 企画展出展

2010年11月23日 シンポジウム「これからの『性』の話をしよう」パネラー登壇 @東京大学駒場祭

2011年11月5-6日 聖路加看護大学白楊祭 企画展出展
※聖路加看護大学白楊祭への企画展出展は2008年から開始し毎年継続
<委託事業>
2011年3月~11月 厚生科学研究(性感染症に関する研究)への協力
※下記のイベントにてクラミジア郵送検査キットを配布する活動のスーパーバイズ・スタッフリクルーティング・養成等を担当


4月23-24日 アースデイ東京@代々木公園

5月21-22日 One Love Jamica Festival@代々木公園

7月2-3日 アースガーデン夏@代々木公園

8月20-21日 B-Boy Park@代々木公園

10月15-16日 ディワリin横浜@山下公園

10月22-23日 アースガーデン秋@代々木公園

10月29-30日 麻布大学 学園祭

11月5-6日 日本体育大学 学園祭@青葉台キャンパス

11月5-6日 法政大学 学園祭@市ヶ谷キャンパス

2009年

概説
年初からNPO法人ティーンズサポートのティーンズルーム事業事務局長として動いていました。渋谷の街の中に「相談と検査ができる街の保健室 ティーンズルーム渋谷店」を出店するプロジェクトの現場責任者の仕事です。

店舗物件の選定から、必要物品・什器の手配、スタッフの募集・面接・研修、交通費の清算といった裏方の仕事から、渉外・広報・報告書(冊子体)の制作といった対外的な業務、相談対応という表の仕事まで、幅広く担当しました。

この店舗型プロジェクトは2009年9月23日をもって閉館、私はこの年の11月に個人事業主として開業し、性教育や性の健康分野での講演・ワークショップ業、執筆業、イベント企画業を始めたのでした。
2009年ごろは性教育バッシングの残り香がくすぶっていた時代で、「うちの子に性の話なんてしてくれるな」という時代でしたが、「格差社会」という言葉が連日新聞に載るようになり、日本社会がすごい勢いで変質していく渦中にありました。

そういうなかで、思春期世代の性を取り巻く状況はもちろん、生活環境も多様化し様々な支援を必要とする人たちもそれなりに増えていた、そんな時代であったようにも思います。

そうはいっても、今ほど社会事業やボランティアというものが歓迎されていた時代でもなく、「自分たちで金も稼げないやつらが社会貢献とか言うな」と言われてみたり、自走経営体制の確立を目指して課金サービスをはじめてみると「社会問題を食い物にしている」と言われたりという時代でもありました。

また、一般に普及しているSNSはmixiくらいしかなく、情報発信にも今とは違った苦労がありました。

そして、これは現在も変わっていないところがありますが、男性の活動家はまだまだ少数であり、男性である私が性に関する事業に関与していると「違和感がある」「変だ」などと言われたりもしていました。

そういったなかで、多くのボランティアスタッフに手伝ってもらい事業を回す、その責任者をしたのが私にとっての2009年最大の出来事でした。